疲れ切った心
「あれでいいんじゃない?」
目の前にあるストライプ柄のスーツを指した。
「決めんの早くないか?」
「そう?気のせいだって」
目の前スーツを選んだから全部に目を通す必要は無かった。
「珠理がそれがいいって言うならそれにするか」
別にそれがいいわけじゃないんだけどね・・・
「うん。悠斗にそれ着て欲しい」
めんどくさいからさっさと着せる。
「んじゃ、ここにいろよ」
私が言ったスーツを持ってカーテンの中に消えていった。
A組とは違うけどD組にもカーテンの囲いがある。
なんかほとんどA組に似てるな・・・
考えることは皆同じってことかな?