疲れ切った心


「あれでいいんじゃない?」



目の前にあるストライプ柄のスーツを指した。



「決めんの早くないか?」


「そう?気のせいだって」



目の前スーツを選んだから全部に目を通す必要は無かった。



「珠理がそれがいいって言うならそれにするか」



別にそれがいいわけじゃないんだけどね・・・



「うん。悠斗にそれ着て欲しい」



めんどくさいからさっさと着せる。



「んじゃ、ここにいろよ」



私が言ったスーツを持ってカーテンの中に消えていった。



A組とは違うけどD組にもカーテンの囲いがある。



なんかほとんどA組に似てるな・・・



考えることは皆同じってことかな?

< 48 / 572 >

この作品をシェア

pagetop