疲れ切った心
珠理side






「嘘つきだと罵ってください。最低な人間だと嫌ってください。私は、それぐらい当然な罪を重ねてきました」



「珠理!」



え・・・・!?



「悠斗!?」



悠斗の他に、結夢を山本君も居た。



「お前、どういうつもりだ」



「なんで、ココに・・・・?」



だって今は教室で私の放送を聞いてるはず・・・・・



「俺はどういうつもりだと聞いているんだ」



「そ、れは・・・・皆に謝罪を・・・・・」



「どうして謝罪するだけで退学すんだよ!」



退学は謝罪のためにするんじゃない。



私は、退学をして自分を見つめ直したいだけなの。



「そうだよ、珠理!それに、爺様が受理するはずがない!」



「理事長には今朝退学届を出しに行った」



3人の顔に有り得ないと書いてあった。



「そんな・・・・・」



「ごめんね、結夢。何時も支えてくれた結夢には感謝してる」



「だったら一緒に卒業しようよ・・・・・」



「結夢なら分かってるでしょ。私は自分の意思を曲げたりしない」



結夢なら分かってくれるよね?
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