疲れ切った心
「ふ~・・・・」
いいお湯だった。
ガチャ___
「え____」
真っ暗・・・・・
ヤダ、怖い。
皆何処行ったの?
悠斗は?
パンパン____
ビクッ
何の音・・・・・?
「珠理、お誕生日おめでとう!」
フッと部屋のライトが点いた。
あ、悠斗・・・・・。
悠斗の姿を見つけると、無意識に抱きついた。
「どうした?」
「ごめんね、珠理。怖かったよね」
「もう大丈夫だから」
悠斗の大きな手で徐々に落ち着いていく。
「サプライズにしようって私が言ったから・・・・。ごめんなさい珠理先輩」
「茉美ちゃんだけが悪いんじゃないよ。私も乗ったんだし」
皆・・・・。
「ありがとう。もう大丈夫」
悠斗から離れ、皆の方に向き直った。