疲れ切った心
「こんなに貰っていいの・・・・?」
「当たり前でしょ。親友だもん、遠慮しないで」
「ありがとう」
「悠斗からもあるんだろ?」
「俺はお前らが帰ってからあげるの」
悠斗からもあるの・・・・・?
「いいじゃん。私達もみたい」
「悠斗先輩ってプレゼントに何を選ぶんですか?」
「俺達は悠斗が渡すまで帰らない」
「分かったよ」
3人の勢いに悠斗が負けてしまった。
「絶対笑うなよ」
「笑いませんよ」
「うん、約束する」
「だから早く渡せ」
疑いの視線を向けながらこっちに視線を移した。
「珠理」
「な、何・・・・・?」
何でそんな真剣な目をするの・・・・?
スッと出された小さな箱。
「開けて」
言われた通り赤いリボンを解いた。
「あ・・・・・・」