疲れ切った心
カタッ
「本当にごめんなさい」
立ち上がり、頭を下げた。
「いいんだ。珠理が無事に戻ってきてくれた。それだけで十分だ」
お父さん・・・・
ありがとう。
「お義父さん。和解できてよかたですね」
「君のお陰だ。ありがとう、悠斗君」
「いえ、俺は大したことをしてません。それで、本題に入らせて頂きます」
え、さっきのが本題じゃないの?
「娘さんとの結婚を認めてほしいんです」
あ、その話も含めてココに来たの?
「結婚・・・・・?」
「君、歳は?」
「18になったばかりです」
「経済力もないのに結婚とは本気かね?」
「お父さん、私仕事してる・・・・」
「仕事!?」
サラッと報告すると、驚かれてしまった。
「俺も仕事を始めてます。娘さんを養うことはできます」
「お願い、お父さん。認めて?」