疲れ切った心



「珠理、違うから」



違うって何が?



「だから」



コンコン_____



「お邪魔しま~す」



悠斗の台詞を遮って入って来た4人の親達。



「2人共おめでとう」


「珠理、綺麗よ」



「ありがとうございます。お父さん達のお陰で式を開くことが出来ました」



「感謝してます」



2人で親達に向かって頭を下げた。



「いいの。珠理ちゃんの綺麗な姿を見れただけで十分だから」


「珠理ちゃん、おめでとう」



「お義母様、お義父様ありがとうございます」




「悠斗君、珠理のこと頼んだよ」


「お願いします」



「はい。こちらこそよろしくお願いします」



軽く雑談を済ますと、4人は会場に行ってしまった。



「珠理、さっきの続きだけどさ」



続き・・・・・?



「ドレスの話」



あぁ・・・・



「普通って言うのは」



コンコン____



「珠理、居る?」



またまた悠斗の台詞を遮って入って来たのは結夢と山本君、怜奈、三条さんだった。



「なんなんだよ・・・・・」
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