疲れ切った心
「まだウチのクラスが来てな~い!後ウチのクラスだけで全部終わるっていうのに!!」
中々A組の子が来ないため、順位つけまでやり終え、後はA組を入れるのみまで進めたらしい。
ガラッ
「来た!?」
「そんなに俺のこと待っててくれたの?」
結夢が望んでた人とは違って、山本君が来た。
何で山本君が来るわけ!?
「海も待ってたんだけど、今はA組の子を待ってるの」
ガラッ
「遅くなりました~」
勢いよくドアが開いた。
「お願い」
ここにお金を届けに来たのも猿渡さんだった。
「ハァ・・・・ハァ・・・・・」
ここまで急いで来たらしく、息が切れていた。