疲れ切った心
「5万3千円!?」
5万3千円!?
結夢の言葉に耳を疑った。
「猿渡さん、A組ってこんなに売れたの?」
「うん。会長のお陰でね。だから数えるのに手間取ってこんなに遅くなっちゃって」
私!?
私何もしてないよ?
「はい、お疲れ」
驚いた表情でお金を返す。
「ありがとう」
お金を持って生徒会を出て行った。
「さすが珠理だね」
はぃ!?
「ウチのクラスがダントツ一位だよ!」
一位はおめでとう。
でも意味がわからん。