疲れ切った心




あ~・・・・



疲れた。



集めたら結構あったんだよね・・・・・・



ゴミ袋一袋にパンパンに詰めた。



二袋だったら一回で持って行けそうな気がしなかったんだよね。



ガラッ



生徒会室のドアを開き中へ入った。



壁に掛けてある時計を見た。



もう6時か・・・・・



「・・・・・スゥ・・・・・」



ソファーから規則正しい寝息が聞こえた。



ソファーに回ると悠斗が仰向けで寝ていた。



そういえば居たっけ?



ポンポン



悠斗の顔の前でしゃがみ、頭を撫でた。



本当にイケメンなんだな・・・・・



悠斗の顔を見ていると、吸い込まれそうになる。



「・・・・んっ・・・・・」



あ、やば・・・・



「・・・・珠理?」


「起こした?」


「違うよ」



目を擦りながら起き上った。



フフ、子供みたい。



「帰るか」



言いたいことが有って残ったはずなのに忘れているのか、そのことに触れなかった。



「うん」
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