疲れ切った心
珠理side
「そろそろ寝るか」
「うん」
「ほら、珠理はあっちな」
悠斗はベッドを指した。
寝るってことは暗くなるってことだよね?
悠斗は押入れから布団を出している。
ギュ
そんな悠斗に後ろから抱きついた。
「変な意味でとらえないで一緒に寝て?」
暗い中一人で寝るなんて無理。
「変な意味って・・・・。俺はヤルだけの男に見えるか?」
「見える」
「あぁそうですか・・・・・」
「ねぇ、ダメ?」
「珠理からそんな大胆なこと言うなんてよっぽどのことなんだろ?寝てやるよ」
「ありがとう・・・・・」
そして二人でベットに入った。
悠斗が落ちたら危ないからと言って私を壁側で寝させてくれた。
「おやすみ」
「おやすみ」
挨拶をしてお互い背を向けて寝た。