疲れ切った心


なんとか家に帰り、仰向けでベットにダイブした。



「はぁ~」



右腕を目の所に置き、溜息を漏らした。



“私とのお遊びはそろそろ終わりにしましょうか”



確かに最初はそうだった・・・・・・



でも今は違う______



“私言ったよね?大切にしてあげて、って”



俺なりに大切にしてきた。



“珠理は放置!?”



確かに琴羽が学校に来てから珠理は視界に入ってなかったかもしれない・・・・・・・・



“これ以上珠理から生きてる瞳を奪わないで!!”



やっぱり俺があいつから奪ってんのか・・・・・?



珠理と竹下に言われた言葉が次々に蘇えってくる。



「奪うな、か・・・・・・」



ボソッと呟いたけ、物音一つしないこの部屋でははっきりと聞こえた。



“何ですか?”



なんだよ。あん時の笑顔・・・・・・・



何で作り笑顔だったんだよ。



「クソッ」



左手に拳を作り、ベットを叩いた。


イライラするっ!


何で俺だけがこんなに必死なんだよ_______・・・・・・
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