涙の味
「・・・・・・・・・は?」
「おっ!くーれーあっ!おはよーーー!!!・・・?どーした??」
立ちすくむあたし。
その隣には、友達の由果。
外見、話しかけずらいギャル系。
あたしとは結構気があう。
「あぁ、これ新しい塾でしょー?
あたしさーここの塾行くことになってさー」
こんな塾、いつできたよ・・・
「くれあもくればっ??」
「はぁ?冗談じゃねーし、塾とか・・」
「そっか~~ つーか、学校!!遅刻するよっ!?」
「あ、そっかそっか。」
この時は、これだけでよかった。
まさか、この塾に行くことになるなんて・・・
運悪く渉る寸前に赤に変わった信号・・
どんっ!!!!!!!!
ったぁ・・・・・・
「あっ!すいません、大丈夫ですか!?」
「くれあ?大丈夫!?」
んだよ・・前向いてあるけっつーの!つか触るな!!!
肩においてあるサラリーマンっぽい格好のヤツの手を
払いのけようとした・・・
「すいません、急いでたもんで・・・・」
「あ、はあ・・・・」
「じゃあ、失礼します。」
その男の人は、走っていった。
誰だろ・・・
なんか、すげぇドキドキしてるし!!!
「くれあ??大丈夫?? 信号青になったよー??」
「うん、」
誰だろ・・名前聞けばよかった・・
いやいや!そんなのどーでもいいし!
なに気になってんの!?あたし・・