好きな人の忘れ方
二日目









「・・・・・・・啓太郎?」






結局、家に帰ってからぼけっとして、その日は特に何もすることなくベットに入った




朝、目が覚めて周りを確認しても啓太郎の姿どころか気配一つない自分の部屋






自分一人しか居なくて当たり前なのに、昨日の出来事のせいで感覚がおかしい







「夢だったかも・・・・・」






目覚ましが鳴るよりも早く目が覚めた


今日は、仕事だ









いつの間にか泣いてたのだろうか、目がぱりぱりするのを一生懸命こじ開けながらベットから出ようとした時












「目覚まし鳴るぞ」








そんな声がしたかと思えば






ピピピピピピピピピピピピ!




「うわっ!!」





同時に鳴り出した、ブルーの目覚まし




< 26 / 31 >

この作品をシェア

pagetop