アルバ…
ぎゅ


急に抱き締められて焦る私。

「ちょっとこのままにさせて…」

私は意味がわからず「う…うん。」とりあえず返事。


しばらくすると手が解かれた。

「しかたないから許してやるか~」

「なにそれ~笑」

なんで急にそんなことをしたのかわからなかった。

でも、私は幸せを感じていた。



「真海が買ってきたケーキ食おうぜ。」

わざとらしく強調する和真。

「うん。ごめんね…」

ケーキはとってもおいしいかった。

もし私が作っていたら食べれないものになっていただろうな…。



「ねぇ、和真。プレゼントあるんだ。」

「まじで?」

「うん。お金なくてすごく安いんだけど…」

「値段とかどうでもいいから!!真海からもらうことに意味があんの!!!」

「ありがとう…」

私は袋からプレゼントを取り出した。

「これ…大切に使ってね。」

「開けていい?」

「うん。」

私がすごく緊張してる。

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