アルバ…
「『す』きです。付き合って下さ『い』。」



私は馬鹿だから、

「そんな二文なんて言ってないじゃないですか~!!」

と変なツッコミ。

「ねぇ、お前さ…今の聞いてた?」

ちょっと呆れてる?

「はい。『す』きです。付き合って下さ『い』。ですよね?」

「うん。だから…告ったの…お前に。」


え?こ、告られた??

やっと意味がわかった私。

急に涙が溢れた。


「わ…私なんかで…ぃ‥いいんですか?…」


「俺がお前を好きだからいいんじゃん?」

溢れ出した涙が止まらない。


「泣くなって…」

そう言って私の頭を撫でてくれる。


私がやっと泣きやんだら…


「ほら、写真撮るぞ!」


「私まだ目、赤いです…」


「いいから。記念だろ?」


「ぅ…はい。」

また私の頭を撫でてくれた。

「撮るぞぉ!」

“カシャッ”

私とあなたのお付き合いが始まった記念の日になった。


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