Knock out!




「その上目遣い、反則。」




「は!?……!……っちょ………」



突然奪われた唇。



とっさに胸を突き放そうと力を込めたが無駄で。




声だけは洩れないように、必死に目をつぶる。




「や……ん…めっ………」



でも慣れないキスに、そんな努力は虚しくて。




力が、抜ける。




気がつくと全身が小松くんに支えられてて。



小松くんが離せばもう立てない。




私はへな…と床に崩れ落ちる。





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