掲示板のすみっこで

俺は辛い思いはしてない。俺に謝らなくていいよ

すぐに返信しようとした時、まだ続きがあることに気づいてスクロールする

『あとね、黒翼があぁやって打ち明けたこと、ほんとは今日わかっていたかもしれないの』

ここまで読んで返信フォームに切り替える

前半部分は平気だから心配しないでという旨を伝えて、後半の理由を聞く


間もなく届いたミニメールはキララ。黒翼と数回のメールを交えて送られてきた


『今朝、「最近疲れた」なんてメール貰ったからどうしたのってなってこれがやり取り』

示された下矢印には二人の会話が添えられてる


『えー、疲れたってどうしたの？』

『キララはさぁ、俺が女の子好きに見える？』

『えっ、いきなりなに！？疲れたとカンケーなくない？てか女の子好きでしょ？まさか男好きに走ったとかー？』

『違うから。バカか』

『なっ、バカって言う方がバカだって教わらなかったの！？』

『教わらないよ』

『えーうち的には常識なのに』


メールはここまで。黒翼のテンションの低さはあるけど、軽口の叩きあいはいつも通り。それより引っ掛かったのは



「……疲れた、これって偶然？」


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