わたしがお母さんになった日 ～１６歳の妊娠～

翌日、わたしはいつもより早く目が覚めてしまった。


何だかきのうの夜から腰の辺りが痛い感じがする。


やがて起きる時間になった。




「ねぇ、お母さん、なんかきのうの夜から腰痛いんだけど・・・。」

わたしは朝ごはんを食べながら、お母さんに言った。



するとお母さんはわたしの顔を見て、こう言った。


「それって、陣痛じゃないの。」



「えっ、陣痛なの？」

わたしはびっくりして言った。

「じゃあ、もうすぐ生まれるってこと？」



「まだ今すぐには生まれないと思うけど・・・。おなかが痛くなるのが、１０分間隔になったら、病院に電話しないと。」