わたしがお母さんになった日 ～１６歳の妊娠～

最も一般的な避妊法であるコンドーム。


たとえセックスの最初から最後まで、コンドームをきちんと正しく付けていても、もれたり敗れたりして、一年間で３％(１００人のうち３人)の確率で避妊に失敗して、妊娠すること。


しかし実際には、ペニスが勃起したときにすぐにコンドームを付けなかったり、射精したあとすぐにペニスを抜かなかったりなど、きちんとコンドームを使えていない人が多く、一般的なコンドームの使用状況では、一年間で１４％(１００人のうち１４人。つまり約４人に１人)の確立で避妊に失敗していること。


そのため、コンドームを使うには、正しい使い方をあらかじめしっかり学んでおかなければならないこと。




避妊だけではなく、HIV(エイズ)やクラミジアなどの性感染症の予防のためにも、セックスのときには必ずコンドームを付けなければならないこと。


特にHIVは、日本では毎日３～４人の人が新たに感染していて、感染がどんどん広がっている。


そしてHIV感染者の８割が、セックスによって感染していること。


エイズを治す薬はないが、エイズの発症を遅らせる薬はあること。


そのため保健所などで検査を受けて、早期にHIVの感染が分かって薬を飲めば、長い間エイズ発症を抑えて、普通の生活を送ることができること。


しかし感染したまま放置しつづければ、平均１０年くらいでエイズが発症すること。


そしてHIVのさらに怖いことは、感染に気付かないまま、感染者が恋人や結婚相手にHIVをうつしてしまうこと。