想いが届くまでの3cm



「あ、柳先輩!
ここ黄色でいいですか?」
「うん」


柳先輩、とは。
バック係のリーダーさん。
3年生で
みぃちゃんの憧れの人。



黄色のペンキを
みぃちゃんが塗りはじめて
塗り終えたとき。


「あ、みぃ。
今からちょっといい?」

「はい、大丈夫ですよ〜」


とみぃちゃんと
柳先輩は
教室から消えた。




教室に戻ってきた
翔くんは

「あれ?美彩都は?」

「柳先輩と
どっか行ったよ〜」

「ふぅん〜あ、ここ
黄色だっけ?」

「うん」



と翔くんも
黄色のペンキで
塗りはじめた。






そのころ
梅と私は………

後、付けてきちゃいました!

☆-(-_^)てへっ(^_-)-☆




みぃちゃんと柳先輩は
屋上へ!!

も、もしや?





「何ですか?話しって」

「うん、みぃ。
いきなりだけど…」

「はい」

「俺、みぃが好き。
付き合って。」

「…………………へ?」


みぃちゃんは
ぽかーんと
口を開けている。


「えと、ダメ…かな?」

「いや、あの
びっくりしちゃって…
えと、よろしく
お願いします………」

「まじでっ?
よかったあ………
みぃ、目閉じて」

「え?あ、はい」

…………………ちゅっ





「……先輩、好きです」

「知ってる」



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廊下を歩きながら
梅と話す。

「ちょっと
ダメな後つけちゃったね」
「そおだねえ〜
いいなあ、幸せそうで」

「そおだね!私も彼氏に
逢いたくなっちゃった」

「ん?梅彼氏いんの?」

「いるよお〜?
言ってなかったっけえ?」
「うん、知らない……(涙」





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