ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
だから八木原くんがどうとかじゃなくて、くっつけられるようなことをされると困る。
残業を順調に終えて水嶋の言うとおり最初から参加できても、私が楽しめるかは疑問だけど。
でも私がどう思うかなんて関係なく現実の私は残業を断れないんだから、自然とリアちゃんの作戦通りに事は進んで行った。
午後6時。
ご機嫌で仕事を終えてオフィスを出て行くリアちゃんは、今日はちょっと襟首のあいたカットソーと短いスカートでお色気モード。
メールで状況報告しますねと私に耳打ちするリアちゃんの中では、私は完全に不参加な存在になっている。
参加なんて多分できないって分かってたのに、お気に入りのベビーピンクのニットを着てきちゃった自分がバカバカしくてちょっと笑える。
何、考えてるんだろう、私は。
水嶋はこんな私をまた怒るんだろうなあ。
ふっとあきらめの笑いをこぼして、総務宛てに届いた帳票の山を自分の机に運んだ。
だけどそれから30分もしないうちにリアちゃんからの第一報が入った。
水嶋と二人っきりになれるって浮かれて出て行ったリアちゃんを思い出して、また少し気が滅入ってる自分に気づく。
最近の私は他人の色恋沙汰でテンションを落とすらしい。
残業を順調に終えて水嶋の言うとおり最初から参加できても、私が楽しめるかは疑問だけど。
でも私がどう思うかなんて関係なく現実の私は残業を断れないんだから、自然とリアちゃんの作戦通りに事は進んで行った。
午後6時。
ご機嫌で仕事を終えてオフィスを出て行くリアちゃんは、今日はちょっと襟首のあいたカットソーと短いスカートでお色気モード。
メールで状況報告しますねと私に耳打ちするリアちゃんの中では、私は完全に不参加な存在になっている。
参加なんて多分できないって分かってたのに、お気に入りのベビーピンクのニットを着てきちゃった自分がバカバカしくてちょっと笑える。
何、考えてるんだろう、私は。
水嶋はこんな私をまた怒るんだろうなあ。
ふっとあきらめの笑いをこぼして、総務宛てに届いた帳票の山を自分の机に運んだ。
だけどそれから30分もしないうちにリアちゃんからの第一報が入った。
水嶋と二人っきりになれるって浮かれて出て行ったリアちゃんを思い出して、また少し気が滅入ってる自分に気づく。
最近の私は他人の色恋沙汰でテンションを落とすらしい。