ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
そう思ったところで池上さんの言い付けを拒否するなんて選択はなく。
エレベーターを降りたところでバッタリとリアちゃんに出くわした。
「あっ、メイさんおはよ~」
「おっ、おはよー……」
焦ったせいで妙に力の入った挨拶を返す私には目もくれずに、「ヤバーイ、遅刻しそ~」と慌てた様子でエレベーターに乗り込んで行った。
その間、およそ3秒。
「はは……。なーんだ……」
この時間だもん、そりゃそうだよね。
ていうかリアちゃん、すでに始業時間過ぎてますけど。
ここの会社はタイムカードを押してるわけじゃないから数分の遅刻ならごまかせちゃうらしい。
リアちゃんがそう言ってた。
気が抜けた状態でふらふらと受付まで歩いて行って、業者さん用の立ち入りバッジを新しいものと取り替えた。
受付の女の子は朝一からバッチリメイクで目もパッチリと開いている。
社内の人間の私にまで「ごくろうさまです」と輝くばかりの受付スマイルをくれた。
エレベーターを降りたところでバッタリとリアちゃんに出くわした。
「あっ、メイさんおはよ~」
「おっ、おはよー……」
焦ったせいで妙に力の入った挨拶を返す私には目もくれずに、「ヤバーイ、遅刻しそ~」と慌てた様子でエレベーターに乗り込んで行った。
その間、およそ3秒。
「はは……。なーんだ……」
この時間だもん、そりゃそうだよね。
ていうかリアちゃん、すでに始業時間過ぎてますけど。
ここの会社はタイムカードを押してるわけじゃないから数分の遅刻ならごまかせちゃうらしい。
リアちゃんがそう言ってた。
気が抜けた状態でふらふらと受付まで歩いて行って、業者さん用の立ち入りバッジを新しいものと取り替えた。
受付の女の子は朝一からバッチリメイクで目もパッチリと開いている。
社内の人間の私にまで「ごくろうさまです」と輝くばかりの受付スマイルをくれた。