ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
「我慢されると余計燃えるな」

「あっ……。やだぁ」


「水嶋」と名前を呼ぶと「隼汰だろ?」と訂正された。


ハヤタ。ハヤタハヤタハヤタ。

ハヤタで頭がいっぱいになる。


「メイ。可愛い。もっと見せて」


遊びなのにこんなふうにしないで。

愛されてるって勘違いしそうな抱き方をしないで。


普段誰にも触られることのない場所を優しくかき乱されて。

快楽の頂点まで連れて行かれる。


限界まで乱れた私の荒い呼吸ごと食べるように水嶋がキスをしてきて。

酸欠で頭がぼーっとしたけれどそれでも求めるようにキスに応えてた。


欲しいと思ったのは私の方だったと思う。

その気持ちを読んだかのように水嶋が私の中に入ってきた。
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