ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
「ケホ……ッ」
「ちょっとヒナ、大丈夫!?」
「だ、大丈夫。ちょっと変なとこ入った」
モモと会話しながらも私の視線は声の主、ヨウコちゃんに釘付けだ。
大きく胸元の開いたピンク色のニットを着て、ゴージャスに巻き髪を盛っている。
そういえば、高校のときも水嶋の周りにいた子だった。
「やだよ。ヨウコ中身オッサンじゃん」
「ひっど~い。こんなにいい女フェロモン出してんのに!」
かわす水嶋にホッとしながらも、水嶋の腕に絡みつくヨウコちゃんが気になって仕方がない。
ああ、そんなに胸を押し付けないで……!
そうだった。
高校の頃だってそれなりにモテたはずの水嶋だから、今この場で彼を狙ってる子がいたって全然不思議じゃないんだ。
ライバルだらけ……!?
「今は彼女いないんでしょー。何年待ってると思ってんの」
ドキン。
核心に触れるヨウコちゃんの声に身体が固まった。
「ちょっとヒナ、大丈夫!?」
「だ、大丈夫。ちょっと変なとこ入った」
モモと会話しながらも私の視線は声の主、ヨウコちゃんに釘付けだ。
大きく胸元の開いたピンク色のニットを着て、ゴージャスに巻き髪を盛っている。
そういえば、高校のときも水嶋の周りにいた子だった。
「やだよ。ヨウコ中身オッサンじゃん」
「ひっど~い。こんなにいい女フェロモン出してんのに!」
かわす水嶋にホッとしながらも、水嶋の腕に絡みつくヨウコちゃんが気になって仕方がない。
ああ、そんなに胸を押し付けないで……!
そうだった。
高校の頃だってそれなりにモテたはずの水嶋だから、今この場で彼を狙ってる子がいたって全然不思議じゃないんだ。
ライバルだらけ……!?
「今は彼女いないんでしょー。何年待ってると思ってんの」
ドキン。
核心に触れるヨウコちゃんの声に身体が固まった。