ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
形勢逆転、一気に嫌な汗がタラタラ流れ出した。。


……水嶋と付き合ったですと!?


もし彼の言うことが本当ならば私ってとんでもなくひどい女だ。


「……水嶋」

「なんだよ」

「お気の毒……」

「オイコラ」


がしっと首に腕を回されて締められそうになった。

だけどそれはフリだけで密着した体にドキドキする。


「……なんで?」

「なにが?」

「なんで告ってくれたの?」

「……それ改めて言わせるか?」


水嶋は私の背後にいるから顔は見えない。

だってそんなの、どうしたって気になる。
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