ラッキービーンズ~ドン底から始まる恋~
「飲み会?」
だけど意外にも池上さんは話に食いついてきた。
「企画部の今林さんが~、総務のお姉さま方ともっと仲良くなりたいって言ってて。飲み会の幹事頼まれちゃったんですよ」
私、下っ端ですし。と笑顔で小首を傾げるリアちゃんは世渡り上手だ。
仕事を覚えるのも早いし、いろんなことに要領がいいんだろうなあと思う。
「ちょっと皆に声かけてみるから待ってて」
まんざらでもなさそうな表情で池上さんは私達のデスクから離れた。
そのまま社員の女の人のデスクに直行するあたり、そんなに仕事命ってわけでもないのかもしれない。
「あ~あ、行っちゃった。3対3でよかったのになあ~」
リアちゃんは「仕方ない、人数増やすか」と肩肘をつきながらそんな池上さんを見送っていた。
結局、総務からの女性参加者は6人も集まってしまい、私が参加する必要なんて全然なかった。
だから「遠慮しようかな」、と言ったけれどリアちゃんは「プロパーのお姉さまばっかじゃリア肩身狭いじゃん」と言って私の不参加を許してはくれなかった。
だけど意外にも池上さんは話に食いついてきた。
「企画部の今林さんが~、総務のお姉さま方ともっと仲良くなりたいって言ってて。飲み会の幹事頼まれちゃったんですよ」
私、下っ端ですし。と笑顔で小首を傾げるリアちゃんは世渡り上手だ。
仕事を覚えるのも早いし、いろんなことに要領がいいんだろうなあと思う。
「ちょっと皆に声かけてみるから待ってて」
まんざらでもなさそうな表情で池上さんは私達のデスクから離れた。
そのまま社員の女の人のデスクに直行するあたり、そんなに仕事命ってわけでもないのかもしれない。
「あ~あ、行っちゃった。3対3でよかったのになあ~」
リアちゃんは「仕方ない、人数増やすか」と肩肘をつきながらそんな池上さんを見送っていた。
結局、総務からの女性参加者は6人も集まってしまい、私が参加する必要なんて全然なかった。
だから「遠慮しようかな」、と言ったけれどリアちゃんは「プロパーのお姉さまばっかじゃリア肩身狭いじゃん」と言って私の不参加を許してはくれなかった。