今、君に
カバンを机に置き
椅子に座ろうとした瞬間
突然声をかけられた
「ねぇ、ともだちになってよ。あんたのこと気に入った」
は?誰こいつ
顔をあげると
そこにはひとりの女の子
背はあたしより
ちょっとちっちゃくて
真っ黒な長い髪は
軽く巻いてある
目がまん丸でまつげも長い
なにこいつ
超かわいいんですけど
「ちょっと聞いてんの?あんた名前なに?」
自分から名乗れよ
と心の中でつっこみ
あたしは名乗った
「あたし三浦千春。てかあんたこそ誰?」
そう言うとそいつは
ニコっとかわいい笑みを
見せてきた
「桜木 愛美 (サクラギ マナミ)だよっ。千春よろしくね」
「う、うんよろしく」
こうしてあたしと愛美は
半強制的にともだちに
なったのだった