恋するカフ・リンクス




「伊織さん?
お客さんが呼んでる、
知り合い?」

戻ってきたアタシにそう言いながら同じバイトのひとがテーブル席を指差す。


あれ…。

コウセイ?

どうしてここに?



そのひとが指差す先にはコウセイと友達がテーブルに着いていた。

しかも紫竹さんの席の近く。


「あ、はい…」

ぼんやりと答える。


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