恋するカフ・リンクス

「あのなあ…」

文句言いたそうな彼だったけれど言葉を止めて苦笑する。


あ。
このひと笑うと意外と可愛い顔してるんだ。

年下のアタシがそんなこと思うのはちょっと失礼だったかな。


だってずっと無愛想だったし。


そして再び沈黙。

注文したココアが運ばれてきても。



でも。

最初のときよりも全然苦には思わない。

変なの、アタシ。


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