恋するカフ・リンクス

「あっ!
そんな態度取らずにちゃんと俺の言うことを聞きなさい」

エラソーに。
またそんなこと言う。

なんで言うこと聞かなきゃなんないのよ。

そう思いながら振り向き彼を見る。


そして
彼はアタシの横に立つ。

店の軒先から手を伸ばす。

彼の手のひらに雨粒が落ちる。


なんかのドラマのワンシーン切り取ったみたい。


それに…
思ってたよりもこのひと背が高いんだ。


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