恋するカフ・リンクス

アヤカが委員会が終わるまで待っててって言ってたからこうして待ってるんだけど。

1時間待つのは退屈かなって…。


でも
こうしてカフリンクス眺めてるだけなのに。

それだけなのに今、
十分に時間を楽しんでいる。



廊下から差し込む茜色の夕陽。

教室のドアを通してここまで伝わる。


沈む夕陽はどうもセンチメンタルな気分にさせるけれどカフリンクスを眺めていたらそんなでもなかった。


そう、
今までも…
コウセイといてすごくブルーな気持ちばかりで過ごしてた。



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