恋するカフ・リンクス
しまったっ!!
そう思ったときはもう遅かった。
彼がアタシに殴られた頬を押さえる。
「痛ったー…。
何してくれてんねん…」
彼の形相が変わる。
殴られるっ!
怖いと思ったけれどそれよりも彼が許せなくて。
アタシの大切な…。
お金貸して返ってこなくてもここまでアタシは怒らなかっただろう。
アタシの目の前で他の女の子をナンパしてもここまで怒らなかっただろう。
でも。
これだけは許せない。