恋するカフ・リンクス
「別に俺、
付き合ってるつもりないねんけどな。
アイツが俺のことが好きでつきまとってるだけやろ」
そう笑いながら言って彼は空を見上げる。
前にアタシが都合を聞いたときと同じように。
そっかーっていうか。
なんとなくわかってたけどね。
アタシはそんなこと思う。
「ふーん」
「それになにかと都合ええしな。
だいたい俺、
アイツはタイプちゃうねん。
女のクセにでかいし。
横におると邪魔」