きっと彼の口癖、だろう―――。
「俺の言うことを聞きなさい!!」
彼氏への熱は、とっくに冷めている。
そう分かっていながらも、なかなか別れられない。
少しだけ、期待しているコハル。
また、振り向いてくれるんじゃないか。
また、優しくしてくれるんじゃないか。
小さな願だけど、いつも抱いていた。
それは、叶わぬ願いでもあったけど。
駅で出会った、銀行員。
ソースケのコトバや仕草に一喜一憂させられる。
次第に好きが大きくなる―――。
ときに、笑いあり。
でも、大切なことをたくさん教えて貰った作品です。
二人の続きが気になります。(笑)
きっとソースケはコハルに振り回されているんだろうなーって思います。