子育てパニック
「斗真、泣いてねーかな…?」
「どうかな。わかんない。」
「たく、心配なくせに。」
そうだよ、心配だよ。
斗真、あんなに泣いてたんだもん。
あやのーって大泣きしてたのに、本当に大丈夫なのかな。
だけど、これで甘やかしたら癖になる。
斗真のため。私も斗真を信じないと。
「はぁ、1日が長いなぁー…」
早く時間が過ぎないかな…
その頃の斗真−
「斗真君、泣いてないで。すぐお母さん迎えに来るよ。ほら、お弁当食べよう。」
「…ぐず、あやのー…」
いまだに泣き止まない斗真。
しかし、お弁当を開くと…
「!」
斗真の涙が止まった。