子育てパニック
んで、結局…………
「こんな時間…」
サークルでは映画決めも、もちろんやったがほとんどは語りと言う名の集まりだった
「やばいな、もう8時だ」
「斗真お腹すいてるかも。」
いそいで帰らないと。
大和の車で家のアパートまで帰り、いそいで鍵を開けると真っ暗だった。
「斗真?寝てるの…?」
「お邪魔しまーす…」
探り探り電気のスイッチを押すと、三角座りをする斗真を見つけた
やっぱり、こんな遅くまで一人だったから怖かったのかな…?
「斗真…」
斗真に謝ろうと斗真の小さな肩に触ると斗真がぐったりと寄りかかってきた。
顔は真っ赤、息も荒く、震えてる
「斗真…?やだ!斗真!?」
斗真は意識が遠退いているのか、声に反応しない
「斗真!」
「彩乃、とりあえず病院だ!行くぞ!」
大和が自分の上着を斗真に巻き付け、斗真を抱き上げた
「来い、彩乃!」
泣きそうな自分に渇を入れ、大和のあとを追いかけた。
ごめん、ごめんね斗真。