美女か野獣か

「敵対…ですか?」


「うん。そんな感じ…。まぁ獅童が勝ってに仕掛けてくる感じだからほっといてあったんだけど最近のアイツは、見境無くて…。清葉ちゃんにケガとか無くてよかったよ。アイツは女も子供も関係なく使えるものは、使うタイプだから…もし街で獅童を見かけても関わらない方がいいよ?」


冬磨は、そう言って釘を刺すとにこっと笑った。


ちょうどその時、階段から続くドアが開き不機嫌そうな凛斗が現れた。


冬磨は「あれ?もう起きたの?」と言って凛斗を見上げた。


凛斗は「あぁ。起こされた…」と言って2つの長ソファーに挟まれるようにしてある上座のゆったりとした1人掛けの大きなソファーにドサッと座った。


凛斗を明るい所ではじめて見たけどやっぱり美形なんだと改めて実感した。


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