美女か野獣か
この思いは何て呼ぶのですか?
私は、マンションに入ると電気も付けずにソファーに座り込んだ。
そして冬磨から渡されたメモ用紙を見つめていた…
凛斗の事を考えると胸が熱くなる…
凛斗の声を思い出すと息が苦しくなる…
凛斗の顔を思い出すと心臓の動きが早くなる…
私は、病気だ…
こんな思い抱いちゃいけない…
そんなの分かってる…
だって辛いだけだから…
そんなの知ってる…
虚しいだけだから…
どうせ私は、籠の中でしか生きられない小鳥と一緒…
私の自由は、籠の中だけ…
籠の外に出たら私は、死んでしまうのだから…
いっそこんな気持ち消えてしまえばいいのに…