無人島殺人事件
まず、オットーは公募ガイドを立ち読みした。
締め切り的にも分量的にもちょうどいい公募を探すためだ。
ひとついいのがあった。
締め切りが再来週で、規定枚数が原稿用紙五十枚以上の公募だった。
これならなんとか書けそうだ。
次に、オットーは百ジャポショップへ向かった。
何でも百ジャポで売ってる店だ。
オットーはそこで、ボールペンと原稿用紙を買ってきた。
オットーは何を書こうか考えた。
文学の才能などないから、できるだけ単純に言葉を増やせる内容がいい。