無人島殺人事件
どこが会場の部屋かわからず廊下をうろうろしていると、バックドラフト消防署員の方に声をかけられた。
「緊急ライフセーバーを受講される方ですか」
「はい、そうです」
「それならこの部屋です」
かなり広い部屋に案内された。
「受講開始まで、このシートに必要事項を記入してお待ち下さい」
職員はそう言ってオットーに一枚のシートを渡した。
オットーはそのシートを受け取り、受講会場の中の椅子の一つに腰をかけた。
オットーは必要事項をシートに記入した。
住所、氏名、電話番号などだ。