無人島殺人事件
オットーは一度、部屋の外に出て一服した。
再び部屋に戻ると、シートは消えていた。
どうやら、職員の方が回収したようだ。
そして、名前を呼ばれた。
受講料の徴収だった。
オットーは受講料を支払い、テキストとマウスピースを購入した。
そして再び受講開始を待った。
ただ、なかなか人が来なかったので、オットーは聞いてみた。
「もしかして、今日受講者は私一人ですか」
「いや、8人と聞いております。いつもは20人くらいいるんですけどね」