無人島殺人事件
ゲートの十メートルほど手前に小部屋があり、そこでジャポニカ保健機構への訪問者をチェックしていた。
警備員の制服を着た方が三名ほどいて、カウンターの手前に座っていた。
目の前にはパソコンが設置されていた。
順番待ちの列ができていた。
オットーは列にならび、順番をまった。
そして、オットーの番がきた。
「あの、今日、求人の面接に来た者です。少し早く着き過ぎてしまったのですが、中に入って待っていてもよろしいでしょうか」
「お名前とお電話番号を教えて頂けますか」
オットーは名前と電話番号を告げた。
警備員の方はパソコンを叩きはじめた。