無人島殺人事件
そして、そば屋の方のかけそばは三百八十ジャポだった。
そっちを食べたかったな、と後悔した。
それと、給水機の横にうがい用給水機があった。
ジャポニカ保健機構ならではだと思った。
使ってみると、清涼系のガムみたいな味がした。
オットーは地下一階から地上一階へ上がった。
また一服したかったのであるが、喫煙所が見つからなかった。
ジャポニカ保健機構だから喫煙所はないのかな、とも思ったのであるが、一応警備員の方に聞いてみた。
建物の外にあると聞き、オットーは一旦ゲートを出て喫煙所に向かい、一服した。
その後、建物入口の脇にロビーがあったので、オットーはロビーの椅子に腰を下ろし、面接の時間を待つことにした。