涙色の背中
その日は猛暑日。
休日だけど暑くて
部屋でゴロゴロしてた。
「ゴロゴロしないで宿題しなよ。」
そうお父さんに言われてイライラして。
暑さへのイライラもあって、
いつもより強く怒鳴ってしまった。
「夕方やる!
暑いのにできるわけないじゃん!」
そう言って、
階段をドタドタ音をたてながら登った。
悪いのは、私。
だけどもいつもお父さんが謝った。
「すまん。すまん。
ちょっと買い物行ってくる。」
ほとんど買い物には
一緒についてくけれど、
さっき怒鳴ったばかりだったから
なんだか行きづらくて
その日にかぎって、着いてかなかった。