私って最強じゃない!?2
沙「…しえてください…」
「えっ!?」
沙「甘え方を教えて下さい。」
知らないものは知らない。
それが遠慮なら直しようがない。
「違うわよ。」
沙「何がですか?」
「甘え方は教わるものじゃないの。自然になるものなのよ。」
なら
それなら無理だ。
私には直せない。
陸「遠慮とかじゃねぇんだろ。それが沙羅の甘え方なんだよ。今からなれてけばいい。違うか?」
「そうよね。ごめんなさい。焦らせるようなこと言っちゃって。」
沙「こんな私でいいんですか?」
「そんな沙羅ちゃんがいいんだよ。」
家族。
私には縁の無いものだった。
でも今は目の前にある。
焦らないでいい。
そんな風に言ってくれた優しい家族が。