私って最強じゃない!?2



沙「なっ…!いちゃついてなんか…」

陸「羨ましーっか?」

沙「陸人も余計なこといってんじゃねー!!」





―――

沙「明日から私は休学に入る。その前にみんなに言っておきたいことがあってここにいる。」

変な言葉だな…まあいいや。

沙「私は自分が嫌いだった。でも、その事に気付きたくなくて、考えそうになるたびに暴れて。気が付いたらみんな私の周りから居なくなっていた。」

奏「沙羅…。」

そう。あの頃の私は腐ってた。


沙「気が付いた時には大切なものまで失ってた。でも、どう足掻いても取り戻せなかった。」

暗い…
真っ暗ななかを必死に走ってた…


沙「そのうちそれが当たり前になった。光がない暗闇が。私には光を照らしてくれる奴なんて居なかったから。」



< 213 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop