私って最強じゃない!?2
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沙「気なんか向かなかった。なんでこんなのって。でもやることないし。ある夜に海に行ったの。」
―――
さっみー…
こんな格好で海なんか来るんじゃなかった。
「…なよ!わす…だー!」
ん…。
誰か居んのか?
誰だあれ…
「間違えたじゃすまねーのよ!わかってんだろ。」
「でも…まさか…。こんなんだとは知らなくて…。」
「にいちゃんよー!一回で10万のバイトがヤバくないわけねーだろーが!」
―カチャ
「悪いがあんたにゃ消えてもらうしかないな。」
「ひっ…!」
チャカ…だと!?
沙「させるかよー!!!」
―――
沙「必死すぎて覚えてない。ただ、そいつ倒して助けた男を見たとき、その男は恐怖のあまり固まってた。助けたのに、怖がれちまったわけよ。」
そんな目で見るなよ!
人間に向けられるはずのない恐怖の目…