私って最強じゃない!?2
って…そんなんじゃなくて…
話さなければいけない。
そう思い、膝の上に頭のせて寝ている陸斗に視線を向ける。
これを話したら嫌われるかもしれねー
陸斗に愛想つかされるかもしれねー
でもこの何も知らない寝顔。
私は決心した。
みんなに聞いて欲しいと思うから。
それがどんな結末になろうと…
これだけは話しとかなければ。
でも…
手が震えて止まらない。
自分のことを話すことがこんなに怖いとか…
―ギュッ
えっ…
さっきまで寝てたはずの陸斗が手を握ってくれた。
なんか安心した。