手を繋ごう―瞳を開いて私を見て―【完】
安全日……雑誌か何かで見た言葉で、私は意味なんて知らない。
海都の温もりが、欲しかっただけだよ。
海都は賢いから、避妊は当然してる。
他の人と同じが嫌だった。
私も、ませガキだよね。
嫌な女だよね。
「海都?」
「何だよ」
「私とヤった事、誰にも言っちゃダメだよ」
「……」
「私を嫌うのは、アリだけどね」
海都が私の顔を見た気がした。
けど私は、海都から顔を背けた。
また、涙が出そうになってしまったから。
死にたい位、海都への罪悪感を覚えたから。
海都の温もりが、欲しかっただけだよ。
海都は賢いから、避妊は当然してる。
他の人と同じが嫌だった。
私も、ませガキだよね。
嫌な女だよね。
「海都?」
「何だよ」
「私とヤった事、誰にも言っちゃダメだよ」
「……」
「私を嫌うのは、アリだけどね」
海都が私の顔を見た気がした。
けど私は、海都から顔を背けた。
また、涙が出そうになってしまったから。
死にたい位、海都への罪悪感を覚えたから。