手を繋ごう―瞳を開いて私を見て―【完】
幼稚園の頃、たまに迎えに来てくれて。
忙しい中、運動会に参加してくれた事が、馬鹿みたいに嬉しかった。
メグと俺を遊園地に連れてってくれたり。
動物園や水族館。
キャンプにも行った。
クラスの誰かと喧嘩して怪我させれば、いつも話を最後まで聞いてくれた。
俺が悪ければ、一緒に謝ってくれて。
相手が悪ければ、怪我させた事は謝っても、それ以外、俺に非はないと、味方してくれた。
父親参観日の為に書いた作文を、“汚ねぇ字”と言いつつも、書斎の机に飾ってくれた。
「空は私に言ってくれたよ。
“お前の子供は俺の子”、“今でもこれからも家族”って…」
涙が溢れそうになった時、お袋が現れた。
忙しい中、運動会に参加してくれた事が、馬鹿みたいに嬉しかった。
メグと俺を遊園地に連れてってくれたり。
動物園や水族館。
キャンプにも行った。
クラスの誰かと喧嘩して怪我させれば、いつも話を最後まで聞いてくれた。
俺が悪ければ、一緒に謝ってくれて。
相手が悪ければ、怪我させた事は謝っても、それ以外、俺に非はないと、味方してくれた。
父親参観日の為に書いた作文を、“汚ねぇ字”と言いつつも、書斎の机に飾ってくれた。
「空は私に言ってくれたよ。
“お前の子供は俺の子”、“今でもこれからも家族”って…」
涙が溢れそうになった時、お袋が現れた。